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11月22日

下痢と嘔吐を管理する際の食事療法

こんにちは!看護師の安達です(^^)

動物臨床研究会という勉強会に参加してきました!そこで学んだ事の中から1つお話をさせて頂きます。

~下痢と嘔吐の管理する際の食事療法~
最近の急激に寒くなり体調を崩す子が増えています。みなさんの大切な家族はいかがでしょうか。

●下痢のメカニズム
通常食べたものは腸で吸収されます。そこで水分が吸収されて適度なかたさの便がつくられますが、なんらかの原因で大腸の内容物が急速に通過してしまうことがあります。この時、腸管で水分がうまく吸収されない、処理できなくなるとその内容物は水分を含んで下痢となります。

下痢には【大腸性下痢】と【小腸性下痢】に分類されます。
それぞれ、便の様子や体調によりどちらの症状が近いのか判断します。

下痢や嘔吐は高消化性のフード(吸収率の良い)がおすすめです。

注意マーク️しかし、そのフードもしくはフード以外で乳糖やグルテンが入っていると悪化を伴うため注意しましょう


では、小腸性大腸性下痢の症状でも急性なのか慢性なのかで治療や食事療法が変わります。

【急性胃腸炎】
下痢や嘔吐を伴う急性の胃腸炎の食事管理
→1番は〈胃腸を休める〉ことです。
それはいわゆる24時間くらいの絶食です。
それを行うことで特別な治療を施さなくても症状が消失されることもあります。
胃腸を休めることができたら食事の再開です。
①消化吸収率の良いフードを少量頻回(3-5回/日)与える。
ふやかしたりするとなお胃腸に優しいです。
②その子の様子を見ながら3-7日かけて行う。

少量頻回にすることで胃の拡張を最小にすると同時に食事摂取時毎に起こる胃酸の分泌持続時間を短縮するが、胃の拡張や胃酸分泌が嘔気に影響するため、嘔吐回数を減少させることができます。

【慢性胃腸炎】
特発性の胃腸炎で、通常3週間以上持続する慢性的な消化器症状(嘔吐、下痢、体重減少)です。

食事療法で改善しなければそれに加えて抗菌薬の併用、そして免疫抑製剤が必要になることもあります。

食事療法としては
消化吸収率の良いフードを少量頻回(3-5回/日)与える。
ふやかしたりするとなお胃腸に優しいです。


●おすすめなフード
【小腸性下痢】
⇒高消化性の低残渣フード

       《GI消化器サポート》

《犬・猫:i/d 消化器ケア》    

《犬:i/d 消化器ケア 低脂肪》


《犬:消化器サポート高栄養/猫:消化器サポート》   

《犬:消化器サポート低脂肪》
など

⇒低アレルゲン性のフード=新奇タンパク質や加水分解フード
[犬]

《HF 加水分解フード》

《d/d ダック&ポテト》 《d/d サーモン&ポテト》

   《z/d 》

《アミノペプチドフォーミュラ》  

《ダック&タピオカ》    

《低分子プロテイン》

《低分子プロテイン+PHコントロール》 

《カンガルー&オーツ/フィッシュ&ポテト》

【猫】

  《HF 加水分解フード》   《Z/d》

《低分子プロテイン》 《アミノペプチドフォーミュラ》

 

【大腸性下痢】


 《犬・猫:WU体重&尿路ケア 高線維》

    《犬:・猫:w/d  高線維》

《犬:消化器サポート高線維》


さらにプレバイオティクスという成分が補充されるものもプラスすることで下痢の治療のアシストになります!プレバイオティクスは腸内の善玉菌を活性させ増殖させる効果があります!

例えば、当院にあるもので「フェカリスサポート

皆さまの大切なペットさんが下痢をされた場合はぜひご来院のうえ気軽にご相談ください!

※ご来院の際は可能であれば便をお持ちいただくようにお願いいたします。

 

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